世界遺産 「今帰仁(なきじん)城跡」は緋寒桜の名所。 その花言葉は?

今帰仁城跡と緋寒桜

 

「琉球王国のグスク及び関連遺跡群」の構成資産としてに世界遺産に登録されている遺跡としても知られる「今帰仁(なきじん)城跡」。

歴史ロマンあふれるこの地には、城跡の美しさを支える美しい桜があります。

その名は「緋寒桜」。

別名「リュウキュウカンビザクラ」と言われる桜の一種で、日本では沖縄、奄美地方で見られます。

緋寒桜の開花はいつ?

ヒカンザクラ開花時期

緋寒桜の開花は、その年の気温などによって左右されますが、およそ1月中旬ごろ。

年が明けてしばらくすると開花するため、沖縄の短い冬が終わりに近づき、春の訪れのサインとなります。
  
ちなみに2017年は、1月14日に那覇地区で緋寒桜の開花宣言が出されました。

2016年末から2017年にかけて、那覇をはじめ沖縄本島、離島も含めて、比較的暖かい日が続いたため、冬を感じることなく、桜の開花宣言が出されたことになります。

しかし、沖縄の気候は2月が一番寒い時期でもあるため、桜の開花を見守りつつ冬を感じることになりそうです。

 

満開の時期、見頃

リュウキュウカンヒザクラ

沖縄で咲く緋寒桜は、とても息の長い桜です。

開花は1月中旬と早い時期ですが、実際に散るまでには数か月あります。

およその開花時期は、例年1月中旬の開花から3月上旬までとなります。

緋寒桜が最も美しく、楽しむ事ができる満開の時期は、およそ1月下旬。

この時期は旧正月の時期と重なるため、緋寒桜が「元日桜」と言われる由来でもあります。
 

 

そもそも緋寒桜ってなに?

ヒカンザクラ満開時期

元は台湾、中国南部で見られる桜ですが、日本国内でも奄美、沖縄地方で野生する品種です。

また、日本全国で出される開花宣言はほとんどがソメイヨシノを観測樹としているのに対し、沖縄の場合は緋寒桜が観測樹となっています。
 
緋寒桜は濃いピンク色が特徴ですが、白色に近い薄い色もあります。

また、花の咲く向きにも特徴があり、下向きに首を垂れて咲く姿が「カンパニュラ(釣鐘)のような」を意味する学名「Campanulate」の由来となっています。

そして、そんな緋寒桜の咲く姿に加え、鮮やかな色合いも美しく、花言葉は「艶やかな美人」と付けられています。

そういった特性を活かし、様々な品種改良がなされ、園芸品種が誕生しています。

中でも有名な「河津桜」は緋寒桜とオオシマザクラの自然雑種となります。

 

緋寒桜を楽しむために

緋寒桜の見頃である1月下旬は、沖縄本島各地で緋寒桜を楽しむことができる「さくら祭り」が開催されます。

沖縄本島には緋寒桜の名所がたくさんあります。特に近年、注目されているのは、今帰仁村で開催される「今帰仁グスク桜まつり」。

2017年の日程は1月28日から2月12日まで。

今帰仁村の有名観光地「今帰仁城跡」で開催されるさくら祭りですが、ほかのさくら祭りとの大きな違いはライトアップです。

今帰仁城跡に向かう道は桜並木となっており、緩やかな坂が生み出す景観と緋寒桜独特の鮮やかな色合い、そして優雅な城跡と東シナ海が、とても美しい景観を生み出しています。

また、夜になるとライトアップされるため、少し寂し気ですが鮮やかで幻想的な緋寒桜、そして歴史情緒あふれる今帰仁城跡とのコラボレーションで思わず心を奪われてしまう景観になっています。

「今帰仁グスク桜まつり」開催期間中は桜のライトアップだけでなく、伝統芸能や地元農家の直売店、など各種イベントが催されているた、家族連れ、友達同士、恋人同士でもゆっくり楽しめる催しとなっています。

イベントの詳しい日程は、「今帰仁グスク桜まつり」のウェブサイトで確認できます。

http://www.umibe-nature.com/nakijingusukusakura2016.html

 

今帰仁城跡へのアクセス

今帰仁マップ

今帰仁グスク桜まつりが開催される今帰仁城跡へのアクセスは、バスもしくは車となります。

バスの場合、那覇バスターミナルから「沖縄バス [20]名護西線 名護バスターミナル行」に乗車し、名護十字路で下車。

その後「沖縄バス [66]本部半島線 今帰仁廻り 名護バスターミナル行」に乗り換えて「今帰仁城跡入口」で下車します。

お車の場合、那覇ICから北上し許田ICで高速道路を降りた後、国道58号線を通って今帰仁城跡まで向かいます。所要時間はおよそ1時間40分。

今帰仁城跡には無料駐車場もあるため、安心して車を停める事ができます。

 

沖縄の旧正月、春の訪れのシンボルでもある緋寒桜。

その鮮やかな色合いの桜と、歴史を感じることができる今帰仁城跡を楽しむことができる「今帰仁グスク桜まつり」では、五感を研ぎ澄ませてみませんか?

ただ鑑賞するだけでなく桜や海の香り、城跡を歩いた時の感触など、視覚以外の感覚でも味わうことで、静かな夜にゆっくりと楽しむことができる「大人のさくら祭り」ではないでしょうか。
 







今帰仁城跡と緋寒桜