白神山地への行き方と四季ごとのおすすめコース。世界遺産になる理由はこれ!

白神山地

みなさん、ジブリの大ヒット作「もののけ姫」はお好きですか?

アシタカがタタリ神から呪いを受けた地元の山地。そこのモデルになったのが「白神山地」です。

青森県と秋田県の県境にある美しい原生林で、現在はトレッキングに訪れる人も多い人気の観光地。

その白神山地の魅力をもっと知ってもらうための記事です。

白神山地とは?

青森県の南西部から秋田県の北西部にかけて広がっている、標高1000m級の山岳地帯のことを白神山地と呼びます。

人の影響をほとんど受けていない原生的なブナの天然の林があるのが特徴で、その分布は世界最大級の規模です。

1993年、同じく「もののけ姫」のシシ神の森のモデルとなった「屋久島」とともに、日本で初めてのユネスコ世界自然遺産に選ばれました。

白神山地の青森県側の面積は74%の126.3㎢あり、残りが秋田県側になります。

世界遺産に登録された原生林の周りにも広大な山林があり、それらも含めて「白神山地」と通常は呼ばれています。

白神山地の四季

春には林に新芽が吹き出し、山中にはきのこなどが生えます。

ブナは樹齢が短い樹なので、それを寝床や餌にしている菌類、昆虫、動物が活動する時期になります。

「クマゲラ」という天然記念物の大型のキツツキ科の鳥は、4月〜5月にかけて繁殖します。

個体数が非常に少ない鳥ですが、赤い帽子をかぶったような黒い姿が特徴で、見分けることは容易です。

ただし警戒心が非常に強いため、見れるかどうかは運によります。

クマゲラ

春にはツキノワグマも冬眠から目を覚まします。

白神山地に生息しているクマはニホンツキノワグマ。

森の一番大きな住人です。

 

初夏には木々の緑が萌え、気候も心地よい季節になります。

イワナやヤマメ、アユなどが、白神山地を源流としている赤石川に増え始めます。

その中でもアユは体の一部が金色に輝いた「金アユ」と呼ばれており、全国でも数カ所にしか生息していない珍しいアユです。

 

そして何と言っても圧倒的に楽しませてくれるのは秋です。

白神山地の最大の売りであるブナの原生林は黄色や赤に紅葉し、枯葉を舞い散らせるとともにどんぐりを実らせます。

これを餌にしている動物、鹿やカモシカ、クマ、ニホンザルなどの活動が活発になります。

この時期はトレッキング客も多く、楽しく登山ができます。

 

そして冬になると、白神山地は雪に埋もれます。

ニホンザルは体を寄せ合い寒さをしのぎ、春を待ちます。

彼らは他の地域に住むニホンザルより体毛が密集しており、体重なども多いと言われています。

厳しい冬を乗り越えるのに、そのように進化したのです。

アクセス情報

青森県側に行く場合ですが、電車の場合はJR鰺ケ沢駅が最寄駅になります。

自動車では東北自動車道の大崎弘前ICから西目屋村町まで30kmか、鰺ヶ沢町まで45km、もしくは深浦町まで75km。

西目屋村から25分で暗門の滝駐車場に、鰺ヶ沢町から45分で小岳登山口に出ます。

秋田県側からのアクセスは、電車の場合JR二ツ井駅、沢目駅、八森駅が最寄りとなります。

自動車の場合、東北自動車道能代南ICから国道101号経由で30km、八峰町に到着です。

もしくは白神二ツ井UCから国道7号を経由して6kmで藤里町です。

八峰町から40分で二つ森登山口に、藤里町から1時間40分で小岳登山口に、1時間10分で駒ケ岳登山口に到着します。

おすすめコース

世界遺産の径 ブナ林散策道

気軽に散策してみたいという方には、「マザーツリー」をみに行けるコースがおすすめです。

こちらのブナの木は樹齢400年と言われる巨大な古木で、生き生きとした自然を楽しむことができます。

所要時間も30分と短めです。

また、もうちょっと長く楽しみたいという方には「十二湖散策コース」がおすすめ。

白神山地内の池やブナ林、野鳥の観察などができる人気のコースです。

所要時間は1時間30分となっています。

本格的に登山をしたい方は、「高倉森・自然観察歩道」の登山コースがいいでしょう。

マザーツリーだけでなく、ファザーツリート呼ばれるブナにも出会えますし、見晴らしがとにかくいい登山本来の楽しみ方ができるロングコースです。

5時間30分という1日がかりのコースですが、戻ってきた時の達成感と清々しさはなにものにも代えがたい価値があります。

「高倉森・自然観察歩道マップ」はこちら

散策というほど軽くもなく、登山というほど本格的でもない手軽なトレッキングを楽しみたい方は、「一ツ森自然観察歩道コース」が良いでしょう。

山頂に登ることができ、そこからは白神山地の最高峰である向白神岳を真正面に望むことができます。

2時間30分のコースなので、運動不足解消にもぴったりです。

まとめ

今なお、太古から続く自然の森を残し続ける白神山地。

その魅力はいつまでも変わらず、訪れたものを魅了します。

白神山地を利用した特産品も現在では多く販売され、日本酒やアワビ(!)などがお土産として購入もできます。

大自然に触れたことのない都会の人々を癒してくれる、野生の山岳。

人生に少し疲れたら、なにも考えずに足を踏み入れてはみませんか?

そこでは普段見ることのない生き物や植物があなたを迎えてくれ、元気をわけてくれますよ。







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