「小京都」は全国に何か所? 「小江戸」ってあるの?

小京都

 

国内を旅行していたり、ネットで調べたりしていると出てくる言葉、「小京都」

なんとなくニュアンスはわかるけれど、その言葉の意味や示している場所などを聞かれると困ってしまいますよね。

この記事では「小京都」について名称の意味から、どこにあるかなどなどをお届けしちゃいます!

 

小京都とは?

「小京都(しょうきょうと)」とは、街並みや風情が京都に似ていることからつけられた、各地の町の愛称です。

まだ京都が日本の中心だった室町時代以降に、各地の大名が京都をまねたまちづくりをして、それが小京都の起源となりました。

国内の小京都はどこ?

「小京都」と呼ばれる地域が集まる団体として、「全国京都会議」があります。

そこに登録されている小京都をあげて見ましょう。

  1. 宮城県岩出山町(現・大崎市岩出山地区)こちらは「伊達な小京都」とも呼ばれています。
  2. 宮城県柴田郡村田町「宮城の小京都」と呼ばれています。
  3. 秋田県角館町(現・仙北市角館地区)「みちのくの小京都」と呼ばれています。
  4. 秋田県湯沢市
  5. 福島県東白川郡棚倉町
  6. 栃木県栃木市こちらは後述する「小江戸」とも呼ばれています。
  7. 栃木県足利市「東の小京都」、「坂東の京都」などとも呼ばれています。
  8. 栃木県佐野市
  9. 埼玉県比企郡小川町「武蔵の小京都」と呼ばれています。
  10. 埼玉県比企郡嵐山町
  11. 神奈川県足柄下郡湯河原町こちらは小京都として紹介されていましたが、2011年4月以降キャッチフレーズに「小京都」を使用しない方向で動いています。
  12. 新潟県加茂市「北越の小京都」、「越後の小京都」と呼ばれています。
  13. 長野県飯山市「北信濃の小京都」、「雪国の小京都」と呼ばれています。
  14. 富山県城端町(現・南砺市城端地区)「越中の小京都」と呼ばれています。
  15. 富山県高岡市
  16. 福井県小浜市「若狭の小京都」と呼ばれています。
  17. 福井県大野市「越前の小京都」と呼ばれています。
  18. 岐阜県八幡町(現郡上市八幡地区)「奥美濃の小京都」と呼ばれています。
  19. 静岡県周智郡森町「遠州の小京都」と呼ばれています。
  20. 愛知県西尾市「三河の小京都」と呼ばれています。
  21. 三重県上野市(現・伊賀市上野地区)
  22. 京都府亀岡市
  23. 兵庫県篠山市「丹波の小京都」と呼ばれています。
  24. 兵庫県出石町(現豊岡市出石地区)「但馬の小京都」と呼ばれています。
  25. 兵庫県熊野市(現・たつの市熊野地区)「播磨の小京都」と呼ばれています。
  26. 鳥取県倉吉市「山陰の小京都」と呼ばれています。
  27. 島根県松江市「山陰の小京都」、「西の小京都」と呼ばれています。
  28. 島根県鹿足郡津和野町「山陰の小京都」、「西の小京都」と呼ばれています。
  29. 岡山県津山市「中国山中の小京都」、「西の小京都」と呼ばれています。
  30. 岡山県高梁市「媚中の小京都」と呼ばれています。
  31. 広島県尾道市「瀬戸内の小京都」、「西の小京都」と呼ばれています。
  32. 山口県山口市「西の京」、「西の小京都」とも呼ばれています。
  33. 山口県萩市「西の小京都」と呼ばれています。
  34. 愛媛県大洲市「伊予の小京都」と呼ばれています。
  35. 高知県中村市(現・四万十市中村地区)「土佐の小京都」と呼ばれています。
  36. 高知県安芸市
  37. 福岡県甘木市(現・朝倉氏秋月地区)「筑前の小京都」と呼ばれています。
  38. 佐賀県小城市
  39. 佐賀県伊万里市
  40. 熊本県人吉市「熊本の小京都」と呼ばれています。
  41. 熊本県山鹿市
  42. 大分県日田市「豊後の小京都」と呼ばれています。
  43. 大分県杵築市
  44. 那珂郡飫肥町(現・日南市飫肥地区)「九州の小京都」と呼ばれています。
  45. 鹿児島県知覧町(現・南九州市知覧地区)「薩摩の小京都」と呼ばれています。

以上、45箇所も日本には「小京都」があることになります。

以前加入していた地域を含めると61箇所もの小京都が日本には存在していることになり、日本全国どこへ行ってもその風情が楽しめそうです。

 

小京都を名乗る資格は?

この資格についても「全国京都会議」が1988年に基準を設けています。

1.京都に似た自然と景観があること

2.京都と歴史的な繋がりがあること

3.伝統的な産業と芸能があること

このうちの1つを満たしていれば、どの町でも「小京都」と名乗ることが可能です。

 

小江戸ってあるの?

さて、そうなってくると「小京都はわかったけど“小江戸(こえど)”はあるの?」という疑問も湧いてきますよね。

小江戸、あります!

有名なのは埼玉県川越市。

小江戸は「江戸のように栄えた町」「江戸時代を感じさせる町」として使われる言葉なので、川越のちょっとのんびりした雰囲気もありつつ粋でいなせな商店街などはまさに!という感じです。

小江戸を名乗るには「江戸と関わりの深い町」、「江戸の風情を残す古い町並みを残している町」という定義があるのですが、その定義を満たしている埼玉県川越市、栃木県栃木市、千葉県佐原市(現・香取市)が1996年から「小江戸サミット」なるものを開催しています。

他にも小江戸は、千葉県夷隈郡大多喜町、神奈川県厚木市、静岡県磐田市掛塚、滋賀県彦根市などの年があげられています。

ひこにゃんの故郷も小江戸なんですね!

 

日本人は「それっぽいもの」が好き

昔から山を富士山に例えたり、どじょうをうなぎに見立てたりして、身近なもので手の届かないものを代用することが多かった日本人。

それがもはや嗜好品ともなり、本場本物より模倣品の方が粋だなんてものも生まれました。

「小京都」や「小江戸」が人気なのは、そういったDNAが受け継がれているからなのかもしれませんね。







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