あ、知りませんでした。「ベジタリアン」て「ベジタブル」だけ食べる人ってことじゃなかったのね。

ベジタリアンとは?

「ベジタリアン」とは「野菜ばかりたべている人」。
そう思っている方、多いのではないでしょうか。

実は私もその一人だったのですが、これは大きな間違いのようですよ。
正確にいうと「ベジタリアン」とは「健康で活力ある人」を意味し、肉食を避けている人のことを指すのです。

今回はそんな間違いだらけのベジタリアンに対する認識を正しくするために、ベジタリアンについて詳しくご紹介してまいりますね。

「ベジタリアン」の語源は?

「ベジタリアン(Vegetarian)」という言葉は、今からおよそ170年前、英国ベジタリアン協会が発足した年に初めて使われました。
ラテン語で「健全な、新鮮な、元気のある」という意味の「ベジタス(vegetus)」に由来しています。
野菜の「ベジタブル(vegetable)」と語感が似ているため、「野菜だけを食べる人」という誤解が生まれやすかったのかもしれませんね。

どこが発祥?

世界には様々な理由からベジタリアンとなる人々がいますが、その歴史や背景はそれぞれ異なっています。

例えばインドでは、不殺生を戒律とするヒンズー教やジャイナ教が普及されていますので、およそ2000年以上前からベジタリアンの概念が存在したと言えます。
またキリスト教においても、1517年から始まった宗教改革以前から、ある古い宗派には特定の日にベジタリアン料理を食べるという伝統がありました。

ですが、最近「ベジタリアン」は、“環境保護や動物愛護といった倫理的な理由から、肉食を避ける人”あるいは“健康のために肉食を避ける人”という意味合いで使われる事が多くなりましたので、その観点から言えば、発祥の地は「英国」と言えるかもしれませんね。

何を食べているの?

一言でベジタリアンといっても、世界には様々な考えや背景に基づいてベジタリアン食を実践している人々がいますので、その内容には大きな違いがあります。
共通するのは“肉類等、動物性の食品を避ける”ということのみです。

以下に代表的なベジタリアンの分類をご紹介しますね。

ビーガン(Vegan)

ビーガンは動物に苦しみを与える事への嫌悪から、動物の肉類や魚介類はもちろん、卵や乳製品に至るまで動物に由来するものは一切とらない完璧な菜食主義の人をいいます。

ラクト・ベジタリアン(Lacto-Vegetarian)

植物性食品に加えて、乳や乳製品とる人たちをいいます。

ラクト・オボ・ベジタリアン(Lacto-Ovo-Vegetarian)

植物性食品と乳・卵を食べる人たちをいいます。
牛乳や チーズなどの乳製品のほかに卵も食べるタイプで、欧米のベジタリアンの大半がこのタイプであると言われています。

他にも、肉類は食べなくとも魚介類は食べたり、四つ足の動物は食べなくても鶏などの二つ足の動物は食べたり、魚は食べなくても甲殻類は食べたりと、本当にその分類は多種多様に存在します。
一番厳格であるビーガンでない限りは、意外と私たちと変わらないものを食べているのですね。

ベジタリアン食を始める方へ

ベジタリアンの食生活は、肉類中心の食生活よりも健康的であるというイメージがありますので、自分も始めてみようかな?と思った方もいらっしゃるのではないかと思います。

ですが、十分な知識がないままに突然ベジタリアン食を実践してしまうと、健康障害を招くことも。特にタンパク質は意識して摂らないと、内臓や筋肉を十分に作ることができず、筋力が衰えて栄養の吸収が悪くなったり血管が弱くなったりしてしまいます。
その結果、脳疾患や心疾患のリスクが高まることもありますので、始める際は十分に知識を得たうえで行ってくださいね。

ちなみに、私の周りでもベジタリアンを実践している友人が数名います。
身体の調子が良くなってずっと続けている友人もいれば、合わずにすぐにやめた友人もおります。
それほど身体には個人差があるものですので、不調が現れたら無理に続けることは厳禁です。

健康のためにベジタリアン食を…と考えるならば、自身の身体と相談しながら始めてくださいね。







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