日本の巨人伝説が起源? 弥五郎どん祭り2016

弥五郎どん祭り

世界各地には様々な巨人伝説がありますが、実は日本にも巨人伝説があることを皆さんはご存知でしたか?

鹿児島県と宮崎県で行われている弥五郎どん祭りというお祭りがあります。
これはその巨人伝説の弥五郎どんにちなんで行われているお祭りです。

今日はその弥五郎どん祭りの紹介と両県のお祭りの違いをお話しします。

いつ?

お祭りの日程です。

例年 11月3日

鹿児島県 弥五郎どん祭り 岩川八幡神社 鹿児島県曽於市大隅町岩川5745

宮崎県 山之口弥五郎どん祭り 弥五郎どんの館周辺 宮崎県都城市山之口町富吉1702番地

見どころや楽しみ方

まず弥五郎どんについて少しお話しします。

鹿児島県と宮崎県の境に曽於地区という所があります。
そこになんと15メートルもの巨大な銅像があり、この銅像の人物こそが弥五郎どんと言われる人です。
弥五郎どん
銅像自体は20年ほど前に設置されたものですが、何故ここまで大きな像を設置したのか?
それは弥五郎どんの伝説が関係しています。

弥五郎どんについては諸説ありますが、「山に腰かけて海で顔を洗った」「足跡が谷や池になった」などの伝説が言い伝えられており、その人物は大和朝廷時代に大隅の地で朝廷に対し反抗していた隼人一族の首領であったのではないかとも言われています。

史実として大和朝廷はこの大隅での隼人の反抗に大変手を焼きます。
度々討伐軍を出すなどしていることから、そのリーダーであった弥五郎どんの伝説が様々な形で残っているのかもしれません。

現地には弥五郎どんの足跡伝説もあり、弥五郎どん窪地などと呼ばれています。
宮崎山之口にも同様の伝説が残っていることから、実在の人物であったのかという事もさらに興味をそそるところですね。

また弥五郎どんは三兄弟であり、山之口が長男、大隅が次男、日野市が三男、この三か所で巨人伝説が残っています。
鹿児島と宮崎の弥五郎どん祭りは同じ伝説を元にしたお祭りである為、県が違えども同じ思いでお祭りを行っているという事になります。

アクセス・駐車場情報

鹿児島県 弥五郎どん祭り

最寄り駅はJR山之口になります。
会場近くになると係員など各駐車場へ誘導してくれるように配置されています。

宮崎県 山之口弥五郎どん祭り

最寄り駅はJR山之口駅になりますが、徒歩で30分程かかります。
駐車場は会場近くの・上富吉地区体育館・富吉小学校校庭・富吉住宅運動場などが例年臨時駐車場として利用できるようです。

巨人伝説のロマンを感じよう

弥五郎どんという名前は可愛らしいですが、実際は屈強な隼人一族のリーダーであり、巨人というお祭り大好きの日本の中でもロマンを感じることの出来るお祭りとなっています。

お祭りでは弥五郎どんをかたどった大きな像を運ぶのですが、彼が身に着けているのは質素な麻の服です。
いくら大昔といっても、一族のリーダーである弥五郎どんの身だしなみとして違和感があるように感じました。

何故そんな服を着ているのかと言いますと、彼はお酒大好きギャンブル大好きだったと言われ、かけ事の身代として様々な物を取られたので質素な格好をしているんだそうです。

戦いは強くてもギャンブルは弱くて身ぐるみを剥がされている弥五郎どんを想像するとなんだか愛着も沸いてきます。

そんな弥五郎どん祭り、お祭り自体は大迫力で毎年多くの人出で賑わいますし、この為だけに遠方から里帰りをしてくる地元の人もいるほどです。

巨人伝説のお祭り、一見の価値あり、おすすめです。







弥五郎どん祭り