2017 吉野山の桜 下中上奥、の見ごろっていったい何のこと?

吉野の桜

吉野山の桜は1300年前から「ご神木」として崇拝され、花見と参拝が同時に行われてきた特徴をもちます。

春には約3万本という世界に類を見ない規模のヤマザクラが咲き誇り、その光景は「千本桜」「一目千本」などと形容されて来ました。

秀吉のお花見場所として有名ですね。

この一度は訪れたい桜の名所の情報をお伝えします。

開花情報

奈良の桜の満開の日から5日ほど後に、下千本の見頃が始まります。2016年は、奈良の開花宣言は3/23、満開宣言は4/2でした。

下千本エリアでは3/30、

上千本エリアでは4/3、

奥千本エリアでは一番遅く、4/9に開花宣言が出されました。

平年と比べて幾分か早かったようですが、今年も同じぐらいに咲きそうです。

下千本エリアの現在の開花状況チェックはこちら

中千本エリアの現在の開花状況チェックはこちら

上千本エリアの現在の開花状況チェックはこちら

奥千本エリアの現在の開花状況チェックはこちら

 

満開時期・期間

エリアによって開花時期が変わるので、見頃も多少ずれます。

下千本エリアでは大体4/6~4/10。

中千本エリアでは概ね4/8~4/12。

上千本エリアでは概ね4/10~4/15。

奥千本エリアでは一番遅く見頃を迎え、4/15~4/20となっています。

 

桜の種類・見どころ

シロヤマザクラがおよそ3万本植えられている、山丸ごとが桜の見どころ満載のこの吉野山。

山を手入れしている方のインタビューで知ったのですが、ここにはソメイヨシノは一本もありません。

なぜならソメイヨシノとかクローンの個体が多く、どれも全く同じ花を咲かせるため、「面白くない」というのが理由だそう。

となると、色々な枝ぶりの桜に心が踊ってしまいますね

下千本エリアでは「昭憲皇太后・お野立ち跡」から観る七曲り坂の桜がおすすめです。

山の中腹にかかる坂のピンクに淡く色づいた風景は風雅な気持ちにさせてくれます。

中千本エリアでは、世界遺産吉水神社から観る「一目千本」の桜が素晴らしいです。

中千本、上千本両方の桜を一望でき、雄大な自然を楽しめます。

上千本エリアでは花矢倉展望台周辺から観る桜か格別。

上千本は「竹林院」や「桜本坊」など、修験者ゆかりのお寺もあり、それらも一気に観ることができます。

奥千本エリアでは、「義経の隠れ塔」や「西行庵」などの神秘的なスポットとともにその花びらを誇っている桜が歴史を感じさせて浪漫を感じさせます。

「水分神社」「金峰神社」などは世界遺産にも登録されています。

吉野山では竹林院・如意輪寺の庭園を除き、殆どの桜スポットが入場無料です。お花見のついでに色々調べて回るのも楽しそうですね。

桜の季節に歴史を歩く……ちょっと大人のお花見ができそうです。

 

アクセス情報

最寄駅は「吉野駅」になります。

京都方面から電車の場合、近鉄特急にて約1時間40分。橿原神宮前乗り換えです。

大阪方面から電車の場合、近鉄特急にて約1時間15分。大阪阿部野橋より直通です。

名古屋方面から電車の場合、近鉄特急にて約2時間55分。大和八木・橿原神宮前乗り換えです。

どれも近鉄吉野線「近鉄吉野駅」を下車した後、ロープウェイに乗って「吉野山駅」にて下車してください。

車の場合は、南阪奈良道路「葛城IC」を下車した後、大和高田バイパスにて小房で下車。その後国道168号線を経由。

もしくは、西名阪道「村山IC」を下車した後、国道24号線、169号線を経由。

 

周辺の観光情報

車でいらした方は、「道の駅 吉野路大淀iセンター」に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。

奈良県吉野の玄関口でもあるこの店は、季節の野菜や花の販売の他に、特産品の販売も手がけています。

吉野名物の「柿の葉寿司」の他に、お茶、地酒、漬物、豆腐にくず(植物)などが人気を集めています。

「くず湯」を飲まれたことはありますか? 

風邪をひいたときなどにぴったりな、くず粉と砂糖をお茶碗に入れ、お湯をそそいで混ぜたものです。

ここで売っているくずは本物の吉野葛です。

温まりたいときに自分へのご褒美として、お茶やコーヒーだけでなくこういったもので体を喜ばせてあげるのもいいですよね。

吉野の名物として最近盛り上がりを見せているのが「番茶」です。

番茶の立場をもっとよくしようと、様々な料理が考案されています。

番茶をつかったおだんごは、白ごまを生地に練りこんで風味と香ばしさをアップさせた一品です。

お花見のお供にどうぞ。

隣接する「レストランときん」では、番茶を練りこんだソフトクリームが味わえます。

香ばしい香りにさっぱりとしたあとくちがたまりません。

「石舞台・高松塚古墳」というのも駅から車で約3,40分の場所にあります。

こちらも歴史を感じるに十分の史跡です。

まだ詳しいことはわかっていない遺跡ですが、緑も豊かで最高の立地。1972年に内部に極彩色の壁画が発見され、一躍話題になりました。

その色があまりに鮮やかだったため、描かれている女子の群像は「飛鳥美人」のニックネームがつけられ、歴史の教科書などにも掲載されています。

 

まとめ

吉野山といえば修験者が切り開き、その修行の場とした山として知られています。

また、黄金伝説もあり、秀吉の大宴会なども交えた話を高田崇史という作家が「カンナ 吉野の暗闘」という作品の中で緻密に推理しています。

桜の前に、吉野山の由来について調べるともっと楽しいお花見ができるかもしれませんね。







吉野の桜