蔵王といえば、初夏から夏は山登りやトレッキング、秋は紅葉、冬はスキーやスノボなど一年中楽しめる観光スポットとして有名ですよね。
最近宮城蔵王には「宮城蔵王キツネ村」なんていう、キツネともふもふ戯れることのできる観光スポットも登場しました。
そんな蔵王の紅葉情報をお届けします。
見頃の時期からアクセス・駐車場情報、楽しみ方におすすめ温泉施設まで!
是非これをきっかけに蔵王に足を踏み入れてみてください。
見頃の時期
例年の色づき初めは9月下旬です。
10月中旬から10月下旬に見頃を迎えます。
ブナ、シラカバ、ダケカンバなどが色づき、熊野岳、地蔵山、刈田岳などが色づきます。
蔵王国定公園、中央蔵王をめぐる蔵王エコーライン、ハイラインなど、ピクニックでもドライブでも楽しめる景勝地です。
紅葉の色づきは山頂から始まり、温泉街が彩られるのは10月中旬から下旬です。
アクセス・駐車場情報
電車での場合、エコーライン山頂まではJR山形駅からバスで約90分です。
車での場合、山形自動車道蔵王ICから約60分です。
駐車場は無料のものがあります。
見どころや楽しみ方
エコーラインをドライブ! & 刈田リフトでお釜見学

蔵王にはぜひ車で向かって欲しいです。
エコーラインをドライブしながらの紅葉狩りは最高。
注意して欲しいのが、10月の蔵王は寒い!ということ。
どんなに秋晴れでも風が強い日が多く、防寒対策をしっかりしないと楽しめるものも楽しめません。
特にお年寄りや子供づれの場合は、しっかりと冬並みの防寒をして向かいましょう。
東北の山の寒さをなめてはいけません。
具体的には、タートルネックやマフラー、ストールなど首元に冷気の入り込まない格好をしたり、ジャンパーを着たりして体温調節できるようにしましょう。
まず蔵王を楽しむにあたり、刈田リフトのある蔵王高原刈田駐車場をご紹介します。
ここは広いだけでなく、リフトに乗って山頂付近まで紅葉を見下ろすことができます。
防寒をしっかりすれば、寒空でも平気です。
リフトに乗ると御釜へ行くことができ、9月など早めの観光の場合は存分に楽しむことができますよ!
営業時間 | 9:00 〜 16:30 |
料金 | 往 復 券:750円 |
団体往復券:680円 | |
片 道 券:450円 | |
団体片道券:400円 |
- 乗車時間は約7分半。リフトを降りてからお釜の見える場所まで徒歩約4分です。
- 満6歳以上から乗車券が必要となります。(大人子供区別なし)
- 15名様以上から団体割引料金となります。
10月に紅葉を見に行く場合は、蔵王エコーラインをドライブするのが定番。
カーブが多い山道ですが、そのぶん絶景が目の前に迫ってきます。
蔵王ハイラインに向かう途中に蔵王エコーラインはあり、路肩の駐車スペースからも思う存分美しい紅葉が楽しめます。
また、「大黒天」という名所があります。
こちらは駐車場から刈田岳に登ることもでき、ちょっとしたトレッキングや山登りに最適。
大黒天から宮城側の蔵王を見下ろすと、晴れている日なら遠くまで見渡すことができて気分も爽快です。
御釜付近の御田ノ髪湿原は、蔵王の紅葉が一望できるスポット。
歩いても一周で1時間ほどなので、ゆったりと景色を楽しみたい方におすすめです。
トレッキングには蔵王中央高原も向いています。
いくつか沼があり、片貝沼やドッコ沼など、水と樹の織りなす素晴らしいロケーションが楽しめます。
ロープウェイでのんびり楽しむ!

車で行くのはちょっとしんどいし、リフトも苦手、というかたは、ロープウェイを利用してみてはいかがでしょう。
蔵王には
- 蔵王スカイケーブル
- 蔵王中央ロープウェイ
- 蔵王ロープウェイ
の3コースのロープウェイがあります。
「蔵王スカイケーブル」と「蔵王中央ロープウェイ」は蔵王観光開発株式会社が、「蔵王ロープウェイ」は蔵王ロープウェイ株式会社が運営しています。
①蔵王スカイケーブル
蔵王温泉『上の台駅~中央高原駅』間を運行。
所要時間は約8分、距離は1,636m。高低差が342mとなっています。
営業時間 | 8:30~17:00 |
運行時間 | 随時発車 |
②蔵王中央ロープウェイ
蔵王温泉『温泉駅~鳥兜駅』で運行。
所要時間は7分30秒、距離は1,787m。高低差は524m
こちらは101人乗りの大型ゴンドラで、眼下に蔵王温泉街や山形盆地等を眺めながら、鳥兜山頂までいくことが出来ます。
鳥兜山展望台まで徒歩1分となっています。
月 日 | 営業時間 | 時 | 分 |
4月1日~10月31日 | 8:30~17:00 | 8 | 30 40 |
9~16 | 00 20 40 | ||
17 | 00 | ||
11月1日~12月20日 | 8:30~16:00 | 8 | 30 40 |
9~15 | 00 20 40 | ||
16 | 00 |
③蔵王ロープウェイ
蔵王ロープウェイは、蔵王山麓駅から樹氷高原駅を間に挟んで、地蔵山頂駅まで運行しています。
- 蔵王山麓駅-樹氷高原駅間は所要時間約7分
- 樹氷高原駅-地蔵山頂駅間は所要時間約10分
です。
2本のロープ幅がゴンドラ幅より広い「フニテル」という複式単線自動循環式ゴンドラを採用しており、揺れや振れ幅が少なく、乗り心地の良いロープウェイです。
山麓線 | 山頂線 |
8:30〜17:00 (変更の場合あり) |
8:45〜16:45 (変更の場合あり) |
行先 | 区別 | 片道 | 往復 |
地蔵山頂駅 標高:1,661m |
おとな | 1,500円 | 2,600円 |
こども | 800円 | 1,300円 | |
樹氷高原駅 標高:1,331m |
おとな | 800円 | 1,500円 |
こども | 400円 | 800円 |
◎ おとな:中学生以上
◎ こども:小学生
◎ 幼児:未就学児
◎乗車券払戻手数料 1枚につき50円
蔵王スカイケーブル・蔵王中央ロープウェイ・蔵王ロープウェイのそれぞれの場所は、下記の地図で確認してくださいね。
こちらは蔵王ロープウェイからの景色ですが、眼下に広がる紅葉のじゅうたんが見事ですね!
おすすめ宿泊・温泉施設
蔵王の宿泊施設といえばやはり「蔵王温泉」に行かなければ話になりません。
「奥羽三高湯」に数えられる名湯で、強い酸性の硫黄泉が特徴です。
皮膚によく効き、肌を白く滑らかにすることから「姫の湯」「美人づくりの湯」と言われています。
まずおすすめしたいのが、手軽な値段で楽しめる「五感の湯 つるや」
こちらは源泉掛け流しのお風呂が高評価で、貸し切り風呂もありちょっとした旅行に最適。
夕食には地元名産の蔵王牛が出る豪華さで、味も満点!
お宿自慢の蕎麦は喉越し・味ともに最高です。
夕食のメインはひとりひとつずつ選べるので、しゃぶしゃぶ、ステーキ、すき焼きと好みのものが選択できるのがいいですね。
お子様連れでも、個室で食事をいただくことが可能なため、安心してお食事できます。
女性同士の旅行やカップルで行ったら絶対に楽しい!というお宿は「蔵王・岩清水料理の宿 季の里」
このお宿、部屋によって異なるデザインで、見ているだけで楽しくなってしまうんです。
受付には「お出迎えうさぎ」がいて、お汁粉とうさぎでもてなしてくれます。
温泉はもちろん源泉掛け流し100%
ヒノキ造りのお風呂で心も体もリラックス。
お料理は和食懐石です。
蔵王牛や山海の味覚が存分に楽しめます。
スタッフの対応がとても丁寧で、夕飯を食べきれなかった方に、残ったご飯でおにぎりを夜食用に作ってくれた、という話まであります。
貸し切り風呂がないのが残念ですが、女性にはとっても嬉しいお宿ですね。
宿泊はしなくても温泉は楽しみたい…という方、大丈夫です!
蔵王温泉は日帰りで楽しめる共同浴場がたくさんあります。
「蔵王温泉共同浴場」は大人200円、小学生100円。
「川の中にいるみたい」などとロケーションについても高評価。
「源七露天の湯」はシャワーもついて大人450円、小人(3歳〜小学生)250円。
こちらは露天風呂もあります。
「湯の花茶屋 新左衛門の湯」は温泉だけでなく食事処も土産物屋も併設していて、大人700円、小学生400円、幼児200円。
こちらは山形名物であるお蕎麦も楽しめるので、ちょっとした休憩に良いかもしれません。
一年中楽しめる蔵王ですが、寒い時期に紅葉を楽しんでひとっ風呂…というのは最高の贅沢ですよね。
目にも心にも贅沢をさせて、忙しい日々を乗り切りましょう!